大阪:なあ、みんな。お花見行かへん? ちよ:あ〜、いいですねぇ。私、お弁当作ってきます。 とも:私は食べるだけ! よみ:えらそうに言うな。 ちよ:榊さんも一緒に行きませんか? 榊:……わかった。 とも:それじゃあ、早速しゅっぱ〜つ! よみ:まだ学校も終わっとらんだろーが。 大阪:じゃあ、今度の日曜にちよちゃんの家に集合や。 ちよ:え、構いませんけど、なんでうちなんですか? とも:細かいことは気にしない! 榊:忠吉さんによろしく。 木村:黒沢先生、谷崎先生。どうです?今度の日曜日に花見でも。 ゆかり:え、いや、今度の日曜はちょっと都合が……ね、ねえ、にゃも? にゃも:え、ええ、そうだったわね。 木村:残念賞〜〜パート2!!! ゆかり:……奥さんと行けばいいのに。あいつの考えがわからないわ。 にゃも:わかるやつなんていないと思うけど。っていうか、わかりたくもないわ。 とも:というわけで、来たぞー!ちよちゃん家に。 ちよ:おはよーございます。 榊:おはよう。 大阪:みんな早いな。あれ、よみちゃんがおらんようやけど、どないしたん? とも:あいつのことは気にしなくてよし! よみ:少しは気にしろよ、おい。 ちよ:あ、水原さん、どうしたんですか?集合時間ギリギリに来るなんて珍しいですね。 大阪:ほんまや。 とも:それでもあんたは優等生か! よみ:……今はあんたと漫才をやる気力もないんだ。 榊:……(そうか、水原さんも昨日の「知ってる○もり?」を見たに違いない。そして、タロとジロの事を考えて……) 大阪:?どうしたんや、榊ちゃん。 榊:え、いや。 とも:まあいいじゃん。全員揃ったんだし、早速お花見へレッツゴー!! ちよ:うわぁ〜!桜が満開です。 大阪:ほんま、綺麗やな。 とも:しっかし、いい大人が朝っぱらから呑みまくってやがる。私たちも負けてらんないわ! よみ:……気のせい、だったか。 大阪:どうしたんや。 よみ:いや、昨日夢を見たんだ。 ちよ:夢、ですか? よみ:そう。私の夢って結構予知夢じみたものが多いんだ。しかも、あんまり気分の良くない。 大阪:で、どんな夢だったん? よみ:それは……… とも:お、あそこにいるのはゆかりちゃんとにゃもじゃないか。お〜い!ゆかりちゃ〜ん、にゃも〜!! にゃも:来ちゃだめ!こっちは危険よ! とも:え? にゃも:早く逃げて!…………?!ゆかりは?ゆかりはどこ? ゆかり:み〜ず〜は〜ら〜! よみ:!! ゆかり:わ〜たしのさ〜けが呑めないのか?あ〜ん? よみ:やっぱり正夢になってしまった…… ちよ:先生、水原さんはまだ未成年ですよ! 大阪:あかんて、ちよちゃん。酔っ払いに何を言っても無駄や。こっちまで絡まれるで。 ゆかり:ほ〜ら、呑め。ぐぐ〜っと、呑め。ん〜、まだまだ呑みたりない〜?わかったわかった、今度はあたしがマウストゥ〜 マウスで呑ませてあ・げ・る。いくわよ〜♪ 大阪:うわっ、ほんまにやりよった。 にゃも:あぶないわね。このままだと良い子の皆さんや、悪いけど18歳未満の人が閲覧不可能な展開に進んでいくわ。 ちよ:そ、それは困ります。 とも:頼んだ、榊ちゃん! 榊:任せておけ……………はっ!! ゆかり:ぐっ!! よみ:はぁ、はぁ、もう、駄目。 とも:お見事! 大阪:両者ノックアウトやな。 ちよ:でも、ゆかり先生と水原さんどうしましょうか? とも:死して屍拾う者なし。捨ておけ、捨ておけ。 にゃも:誰よあんたは。そういうわけにもいかないでしょう。そうね、とりあえず木陰にでも移動して寝かせときましょう。 ちよ:わかりました。 大阪:うっ、気を失ってる人間ってむっちゃ重いって話、ほんまやったんやな。 ちよ:そ、そうですね。 大阪:それにしても流石は榊さんや、軽々と運んではるで。 ちよ:そ、そうですね。 大阪:ところで、なんでテレビでわざと笑ったりする仕込みの人のことをサクラっていうんやろうか?別にキクでもアジサイ でもタンポポでもいいような気ぃせえへん? ちよ:え、わ、私に聞かれても。 にゃも:さあ、この辺に寝かせとくわよ。 とも:よっしゃ〜労働のあとは弁当、弁当〜♪ 大阪:そういや黒沢先生、ゆかり先生と二人で花見してたんですか? にゃも:……悪い? ちよ:寂しくないですか。 にゃも:木村先生とやるよりはましでしょう。 とも:確かに。 木村:呼びましたかな? 大阪:うわぁっ、出た! ちよ:ああ、榊さんがあんな遠くに。 とも:天敵ってやつか? にゃも:き、奇遇ですね。こんなところでお会いするなんて。 木村:そうですな。まあ、今日はちょっと用があるのでこれにて失礼。 とも:やけにあっさり行っちゃったわね。 ちよ:あ、榊さんお帰りなさい。 とも:よっしゃ〜、それじゃあ宴会の続きといきますか。 大阪:ほんまは花見なんやけどな。 とも:細かいことは気にしない気にしない。 にゃも:そうね。それじゃあ、ぱ〜っとやりましょう! 一同:お〜〜!! 木村妻:あら、あなたお帰りなさい。 木村:うむ。 木村妻:早かったんですね。用は済んだんですか。 木村:ああ、素晴らしい写真を撮ることが出来たんでな。早速現像してきた。 木村妻:それはそれはよかったですね。 木村:お前も見てみるか? 木村妻:結構です。あなたの素晴らしい写真がどういうものか想像つきますから。 木村:そうか。それは残念だ。 花見へゆこう!
─終劇─